超初心者からのトレーニング

 

クライミングを始めたばかりの初心者の方にやって欲しいトレーニング

 

ボルダリングでもリードでも同じですが

始めたばかりの初心者はホールドを力一杯握り込んでしまうため

すぐに前腕がパンプアップしてしまいます

 

これは故障にも繋がるので

指先で引っ掛けるようにホールディングする方法

そう、オープンハンドの

トレーニングを始めましょう

 

ボルダリングでもリードでもオープンハンドができた方が

リーチも伸び、故障もしにくい

メリットが多いです

 

登っているうちに自然に出来る人もいますが

出来ない人もいます

 

それは課題のせいかもしれないし、癖なのかもしれない

 

だけど最初からオープンハンドを癖付けることをおすすめします

 

 

トレーニング方法ですが

頑丈な指をひっかけられる場所を探しましょう

最初は30ミリくらいですかね?

体重をかけてもびくともしない所が必須です

 

まず最初は地面に足をついていてもいいです

第一関節を引っ掛け少しづつ体重をかけていってみましょう

 

最初は前腕などの筋がピンと突っ張り痛いでしょう

みんな最初はそうです

 

それを毎日やってコツコツとやっていくと

しだいに慣れてきて、徐々に指先に力が入るようになってきます

 

簡単でしょう?

 

私も初心者の頃は毎日やっていました

 

最初の目標はオープンハンドでぶら下がれるようになることです

 

しかしこのトレーニングに終わりはありません

 

慣れてきたら片手や指の本数を減らしたり

加重したり

ホールドを3ミリくらいにしたり・・・

バリエーションは多いです

 

順序はいつも

①指を引っ掛け体重を徐々にかける

 

②一瞬体を浮かす

 

③ぶら下がる

 

の順です

結果を急ぐと怪我の元です

焦らずにストレッチのようにゆっくりと進めて

レベルアップさせていきましょう

①から②に入るのも最初は何日もかかるでしょう

それでいいんです

 

急に強くはなりません

まだまだ先は長いですから

 

そしてこのトレーニングを続けていくと・・・

ホールドの保持力が格段に向上します

 

ハッキリ言って

ボルダリング初段

リード5.12

のほとんどの課題は保持力が強ければ何とか登れてしまいます

 

スラブや水壁のバランスやコーディネーション課題など

保持力が役に立たない場合を除きですけどね

 

簡単なトレーニングとはいえ、思わぬ事故や故障も考えられます

トレーニングの際は安全を第一に自己責任でお願いいたします